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ヨガで唱えるオームの意味は?マントラの不思議を探る

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私が通っているヨガ教室では、クラスが始まるとき、終わるときに「オーム」と唱えることがあります。

インストラクターの先生は「唱えても、唱えずに聴いているだけでもいい」とおっしゃっていました

どうやら「オーム」はマントラのひとつらしいのですが、マントラが何なのかも実はよく知らないかも。

訳も分からないまま、見様見真似で唱えていたましたが、「オーム」にはどんな意味があるのでしょうか。

マントラって、そもそも何?

マントラはインドのサンスクリット語ですが、日本語に訳すと「真言」になります。

真言と聞くと「え?お経?」とビックリしちゃう方もいるかも

どうやらマントラで唱えている言葉は、仏や菩薩の言葉や教えを音にしたものらしいです。

だから、このマントラは宇宙の波動が言葉になった「神の音」だと古代インドでは考えられていて、正しく唱えることで神様とひとつになるそう。

このマントラが中国で漢文に訳された後、日本に真言として入ってきたとされています。

そう聞くと、日本のお経に近い雰囲気もあるかも

お坊さんがお経の言葉を身体に共鳴させて唱え、その空間に声が広がっていく感じ、

空間が声(音)に包まれる様子はマントラとお経の共通点かもしれません。

オーム(OM)ってどんな意味?どう唱えるの?

ヨガ経験者なら耳にしたことがあるかもしれませんね。

私が通っているヨガ教室ではクラスの最初と最後に3回づつ「オーム(OM)」と唱えることがあります。

オーム(OM)はマントラの中でも聖音となる言葉で「宇宙を表す音」として深い意味が込められています。

文字では「OM」と書きますが、発音では「AUM」の3音となり、音の一つひとつに意味があります。

「A」 全てのはじまり

「U」 とどまる、プロセス

「M」 全ての終わり

シンプルな3音だけど、繋げて発音すると「アウム」が「オーム」に聞こえるね

この「はじまり~とどまる~終わり」を表す音は、宇宙全体や私たちの生命と同じと考えられています。

また、この一連の意味合いから「ありのままである」と捉えることもあるようです。

唱えることで、自分の内側を観察できるようになったり、リラックス状態を促したりなどの効果があるそう。

実際に私がヨガ教室で唱えたときは、みんなの声が身体と共鳴した後、無音状態なのに、まだそこに音の波が残っているように感じて、不思議と気持ちが落ち着いたような記憶があります。

ポイントは、この「共鳴」かもしれませんね。

だからヨガ教室では「抵抗感がある方は聴いているだけでもOK」だったのかもしれないね

また、オームを3回唱える理由を調べてみましたが、いろんな説がありました。

例えば
・自分に向けて
・周囲の人に向けて
・世界のあらゆる存在に向けて、3回唱えるみたい

人に向けて唱えるだけじゃなく、
自然に向けたり、
自分の中の宇宙に向けて3回唱えることもあるよ

様々な説があったけど、個人的にはどれも本質なんだと思いました。

内側から外側へ
近くから遠くへ
音が広がっていくように、意識が広がったり、繋がったりするものなのかもしれません。

オームの唱え方~初心者向け

私はヨガ教室で何度か唱えた経験がありましたが、唱え方を調べてみたら、すっごいことを発見しました!

なんと!
最終的には声に出さず、心の中で唱えられるようにしていくもの、なんですって。

声を出して唱えられるようになったら、徐々に
 ・口は動かすけど、声を出さないように唱える
 ・口を動かさず、声も出さずに、心の中で唱える
ようにしていくそう。

まずは声を出して唱えるやり方をご紹介します!

正式には1音づつ練習するようですが、私のように初心者が見様見真似で始めるなら、

オーム(OM)の唱え方~初心者向け

1.鼻から息を吸って

2.できるだけ息を長く吐きながら、一息で

3.「A」 アとオの中間の音で4秒ほど

4.「U」 ウの口の形に近づけながら6秒ほど

5.「M」 ムとンの中間の音で、口の中や喉に共鳴させるように10秒ほど

6.唱えた後、音が消えた余韻を感じる

私なりにポイントは3つあります。
 ・自分の声を聴く
 ・音の共鳴や振動、波を感じる
 ・音がない状態を感じる

言葉を発するより、音を感じることが大事なんだと思います。

初心者の方はYouTubeなどでイメージを掴んでから唱えてみるといいと思います。

マントラの不思議~似た言葉がたくさん

マントラについて調べていたら、お経とマントラの音が似ている不思議にたどり着きました。

これについては、ブログでまとめている方が大勢いらっしゃいます。

他にも「マントラ瞑想」といって、瞑想中に同じマントラを繰り返し唱えるものがあります。

この瞑想ではオームをはじめ、マントラを1回唱えるごとに、108粒の数珠を一粒づつ指で送っていくのですが、どことなく日本の仏教に似ている雰囲気も感じます。

マントラ=宗教かも気になって調べてみましたが、明確な繋がりを示すものを私は見つけられませんでした

ただ、もともと仏や菩薩の教えだったし、全くの無関係じゃなさそうな気もするね

でも今の日本では、宗教的な教えとしてマントラを唱えるより、自分を整えるツールとして唱える要素の方が強いのではないかと感じました。

ほかにも「オーム」(Aum)だと
 ・キリスト教の「アーメン」(Amen)
 ・仏教の「南無」(Namo)
は似ていると思いませんか?

さらに余談ですが、サンスクリット語で名前のことは「ナーマン」(Naman)という層ですが、
ドイツ語では「ナーメン」(Namen)
日本語は「ナマエ」(Namae)
英語は「ネーム」(Neme)

のように酷似している言葉が多く存在していることが分かりました。

このようにマントラに限らず、日本で使われている言葉と音がよく似ている言語は多く存在しているのだと思いました。

まとめ

・マントラは古代インドの仏や菩薩の言葉を音にしたもの

・マントラの1つであるオーム(OM)は宇宙を表す「AUM」の3音から成る

・唱えることで、自分の内面との繋がりやリラックスを感じる効果があると考えられている

・息を吐きながら
「A」 アとオの中間の音で
「U」 ウの口に近づけながら
「M」 ムとンの中間の音で
口の中や喉に共鳴させるように声を出す

・音の波が広がって、消えるのを感じる

自分の声が共鳴して外側に広がり、やがて消えていく様子を体感して、音の癒しに浸ってみるのはいかがでしょうか。