ご機嫌のタネ

【書評】自分の機嫌は「家事」でとる 主婦の友社

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私は今は専業主婦ですが、会社員時代だった1年前との大きな違いは家事にあてる時間だったかもしれません。

当時は優先順位をつけて、圧倒的に順位の高い家事しかできなかった。

常に時間に追われている気がして、家事を負担に感じてたかも。

でも、本来の私は家を整えたり、気持ちのいい空間にしたりするのは好きでした。

もし、あなたが家事が嫌いじゃない場合、この本をオススメします!

あまりにも身近すぎて、深く考えることがなかった家事を見直すきっかけをいただきました!

家事好き6人が毎日の暮らしに向き合うヒントを公開!

「どうやって家事で機嫌を取るの?」と単純な興味からこの本を手に取りました。

とにかくオシャレな本。

本の大きさやページの開き方、紙質にもこだわりが感じられます。

それだけじゃなく、本の8~9割にカラー写真があり、フォトエッセイのよう。

6人の達人たちの姿が、窓から差し込むやわらかな光につつまれていて、とっても素敵!

ひとり暮らし、ふたり暮らし、三人暮らし、
生活のベースが異なる達人6人が、それぞれインタビュー形式で家事について語っている本です。

この本の「オシャレさ」と「こだわり感」って、達人たちの家事への向き合い方とちょっと似ているかも。

「家事で居心地がいい空間をつくる=機嫌がいい」だから「家事で機嫌をとる」という訳なんです。

「ウエス」って何?私が本をマネたこと

週末にウエスづくりをする、
ウエスは透明瓶に入れて保管、などと紹介されていたのですが、
皆さんは”ウエス”ってご存じですか?

謎すぎる存在の”ウエス”が気になって調べてみました!

ウエスは1回限りの使い捨て雑巾のような物のこと。

雑巾は何度も繰り返して使うことを前提としているけど、ウエスは1度使ったら捨てるので、形も大きさも自由。

達人たちは、処分前のふきんや枕カバーなどの布類でウエスを作り、瓶などに収納しておいて、サッと拭き掃除をして、ポイっと捨てている。

この手軽さが家事の負担を減らすコツかも!!

布類を最後まで使い倒すのは、環境や資源にも配慮できるね!!

私も使い古したタオルを雑巾として使うけど、使用済みの雑巾をキレイに洗うのが面倒だったので、とても良いアイディアをいただきました!!

これは早速、私も導入しようと思いました。

家事への向き合い方が私とは違いすぎてビックリ!

達人たちは
毎朝、キッチンでふきんを煮沸消毒している!
毎朝、ふとん乾燥機をかけてる!
毎日、洗濯機を回してる!

とにかく私とは時間や手間のかけ方が違うっ!!

でも、達人たちも試行錯誤のすえ、今のスタイルになったみたい。

この本を読み進めていくと、自分が達人のようにならなくても、
・どうすれば心地よく暮らせるか
・自分のペースで無理をせず続けられるか
と自分や家族、暮らしに向きあってみようかな、と自然と思えてきました。

なぜかというと、考えてみれば、家事なんて十人十色。

家事の正解は1つじゃないし、人や暮らしによって違っていて当然だからです。

私の家事も私なり。

自分がよければオッケー、ってことだね!

達人たちの姿を見て「どうしたら、(私が住んでる)この家も心地よくなるかな?」と、考えてしまった。

・私も工夫したら、達人たちに近づけそうな気がする!

・居心地のよい住まい(空間)を作れそうな気がする!

そんな気にさせてくれる本です!

広がる家事ルーティーンの世界!

本では達人たちの家事ルーティーンも紹介されています。

私はルーティーンに縛られるのは「嫌だなぁ」と思っていたけど、日々の積み重ねでルーティーンってできるものですよね。

頑張りすぎず、自分のペースで、体を動かして、知恵も働かせて、
そこまで深く家事と向き合ってみるのも「ありかも??」しれませんよ。

だって、専業or兼業どちらの主婦にとっても家事って、そこそこウエイトがありますし。

毎日のことだし、些細な家事ならルーティーン化するのも一つの手かもしれません。

本の続きはYouTubeでも!

達人のうち「家事ルーティン」をYouTubeで公開している方がいらっしゃるとのことで、動画を見たのですが、家事だけじゃなく、心を整える方法や珈琲の入れ方なども紹介されていらっしゃいました。

それだけじゃなく、達人以外にも大勢の一般の方が「家事ルーティン動画」をアップしているんですね!

一人暮らしの方やワンオペ育児中のママ、私よりもお姉さまな方たちまで、家事ルーティンを公開しています。

世間に「家事ルーティン動画」がこんなに沢山あることを知りませんでした!

本と動画が連動するスタイルって、今どきですね。

好みの飲み物を手に、この本や動画を眺めて
達人たちのアイディアを取り入れて、住まいや暮らしの心地よさを追求するのも、
考えるより先に自分の体を動かすのもいい。

得意、不得意はあっても、家事が好きな方はこの本の世界にどっぷり浸かってみませんか?