皆さん、最近、笑っていますか?
かつては「箸が転がっただけで笑ってた」けど、最近は笑うほど「楽しい」「嬉しい」ことがないなぁ、という方もいらっしゃるかもしれません。
実は大人になって年を重ねるほど、笑うのに「理由」が必要になる、って言われてるんですよ
でも「笑顔でいること」と「楽しい」「嬉しい」などの関係性を知れば、あなたの「笑う理由」がきっと増えるはず!
この記事では、研修講師として1年で約300人に笑顔を教えていた私が、知っておきたい「笑顔の効果」と「笑顔の作り方」を解説します!
笑顔の効果3つ! 笑顔で引き寄せられるもの
一般的には4歳児は1日に300回ほど笑っているのに対し、大人は1/10以下なのをご存知でしょうか?
大人の私たちが意味もなく笑っているのは「不自然だよ」と考えがちですが、普段「どんな表情をしているか」はとても重要です。
普段から表情に力がなく無表情でいるのと、「ニコニコ」「ニッコリ」と笑顔でいるのとでは、引き寄せられるものが全く違ってくるんです!
1. 幸せを引き寄せる
笑顔になると幸せホルモンのセロトニンが分泌されるのをご存知の方は多いのではないでしょうか。
このセロトニンはストレスホルモンを抑えてくれるので、私たちは自然と「ご機嫌モード」になります。
すると次のようなサイクルになります
笑顔の表情になる
↓
セロトニンが分泌
↓
脳が「ご機嫌モード」になる
↓
幸せを感じる
↓
前向きな気持ちになる
↓
考え方や発する言葉が変わる
(ポジティブになる)
↓
行動が変わる
↓
得られる結果が今までと変わる
笑顔になると、自分自身の思考や言葉もポジティブなるから、結果もその恩恵を受けやすくなると考えられています。
つまり、「笑顔」が幸せを引き寄せるんです。
ここで注目したいのが赤字の
・笑顔の表情になる
・セロトニンが分泌
・脳が「ご機嫌モード」になる
です。
知っておきたいのは「楽しい」「嬉しい」状況でなくても「笑顔の表情」であれば、脳は錯覚を起こして「ご機嫌モード」になるということです。
「気分よく過ごしたい」
「気持ちを切り替えたい」ときに
作り笑顔でもいいから、先に「笑ってみる」のはアリだよ!
2. コミュニケーションが円滑になる
私は企業研修でコミュニケーション研修などの講師をしていました。
接客の基本は「笑顔」と言わますが、その理由をご存知でしょうか?
笑顔はオープンマインドの証なんです。
自分の心が開いていて、相手を受け入れる姿勢があることを示す手段として「笑顔」があります。
自分がコミュニケーションに前向きな気持ちを持っていることを伝えるのは、相手の緊張や警戒感を和らげることにつながります。
だから「笑顔で場の空気を作る」のは、接客において大切にされているんですね。
これは接客に限らない話だよ
穏やかな笑顔や雰囲気って、相手に伝わるよね♪
さきほどのセロトニンに関連しますが「笑顔からのご機嫌モード」は、周囲にも伝播します。
例えば、朝から笑顔ナシの職場や家庭より、穏やかな笑顔が見える方が雰囲気が良く感じるし、居心地がいいですよね。
普段から笑顔でいることは、周囲の人とのコミュニケーションに良い影響を及ぼすことを知っておきましょう。
3. イキイキした表情を手に入れられる
私が研修をしていて受講者の方から反応が良かったのは「笑顔のリフトアップ効果」です。
顔には30種類くらいの表情筋がありますが、普段はその1/3も使えていないことが多いと言われています。
在宅ワークやマスク生活の影響で、表情筋を動かす機会が減っている方も多いのではないでしょうか?
表情の変化が少ないと、顔の筋肉を動かす機会も減るので、その結果「不機嫌顔」に近づいてしまう可能性があります。
「不機嫌顔」や「お疲れ顔」って、特に頬と口元の筋肉が下がっている&緩んでいることが多いんです
表情筋が鍛えられると、頬や顎周りのリフトアップにもつながるよ!
同時に頬のたるみや毛穴の開きの改善効果も期待できます♪
研修で笑顔の練習をすると受講者で「顔が温っかくなってきた!」とおっしゃる方がいます。
それって普段、使っていない筋肉を動かすから血流が良くなって、顔が温まるんです。
血流が良くなるってことは、クマやくすみの解消にも繋がりますよね!
普段から笑顔でいることは、表情筋のトレーニングにもなり、顔の血流も良くなるなんて知らないと損しますよね!
顔の筋肉を鍛えておくことは「イキイキとした表情」には大切だね!
もし、リフトアップの化粧品に何万円も払うなら、まずは「笑顔」で表情筋のセルフトレーニングをしてみませんか?
笑顔の作り方<基本編>をご紹介!
私は研修講師として年間300人くらいに笑顔を教えてきましたが、案外、笑えていない人が多かったです。
ご本人は笑っているつもりでも、客観的にみると「やや控えめな笑顔」の印象です。
初対面のお客さま(見ず知らずの人)に「笑顔で機嫌がよい」と認識してもらうには、その笑顔では少し足りないんですよね。
もちろん控えめな笑顔が活きる場面もありますが、「マックスの笑顔」ができない人が多いのは残念です。
練習をすれば必ず上手になりますので、鏡を見ながら笑顔の練習をしてみましょう!
1. 歯が見えるように笑う
自分も他人にも分かりやすい「笑顔」の要素は「歯がどれだけ見えているか」です。
私の研修で、受講者の方の笑顔を見せてもらった時、歯が1本も見えない方が何人もいらっしゃいました。
つまり表情筋が使えてなくて、唇を縦にも横にも動かせていないから歯が見えないんですね。
ですから、まずは口元の表情筋を動かすことから始めましょう!
1.母音の「イ」を発音する時のように唇を横に引き上げる
✓口角を左右均等に上げる
2.上の歯が見えているかチェック
✓最低でも8本、マックス10本の歯を見せる
3.10秒キープして表情筋を刺激する
まず、150%の笑顔で前歯が10本見えるように笑ってみましょう。
結構、ハードルが高い目標だよ!
何度も150%の笑顔を目指して練習しているうちに、自然に笑った時に100%の笑顔ができるようになります。
この時に上の前歯が8本見えていればOKです!
2. 頬の筋肉をしっかり上げる
前歯が10本見える笑顔って、結構な笑顔ですよね!
これだけ笑うと、頬の筋肉もけっこう盛り上がります。
頬がプックリと持ち上がるのを嫌う女性もいらっしゃいますが、頬の筋肉が動かないと、その上にある目の周りの筋肉も動きません。
1.口角と頬が上がっている
✓左右対称に上がっているか
目の周りが動かないと、目が笑っていない「コワイ笑顔」になりますので注意しましょう。
左右対称にならない場合、日常生活での自分の癖が原因になっていることも多いです。
✓食事の時、いつも片側だけで噛んでいる
✓ついつい頬づえをしてしまう
上記のような癖は意識的に直すよう心掛けると、次第に左右対称になり表情自体が変わってきますよ!
3. 笑って目が細くなることは気にしない!
「理想の笑顔 ポイント3つ」でいちばん難しいのが「目が笑っている」です。
なぜかと言うと、女性の中には「笑顔でも瞳は大きくありたい」と思っている方も多いからかもしれません。
だから笑顔のときに、目を大きく見開こうとするんですね。
でも、断言します!
本当の笑顔で、大きな目にはなりません!!
笑顔では顔上半分の筋肉を動かしますが、頬の筋肉は上がって、目元の筋肉は下がるんです。
そうすると、自然と目は細くなり、目じりにシワもできちゃうんです。
大きな目で写真に写ろうとして目を見開くと、不自然に見えたり、ひきつった笑顔に見えるので要注意です!
だから「目が笑っていない」と言われる方の多くは、口元だけで笑顔になっていて、目元の表情筋を上手く使えていないことが多いです。
目はやや細めて、少し目じりが下がるとナチュラルで穏やかな笑顔になります。
「心を動かす笑顔は目が細くなる!」ことを肝に銘じましょう!
表情は癖だから、鏡を見ながら練習をすれば必ず笑顔は上達するよ♪
まとめ
笑顔の効果3つと笑顔の作り方<基本>のまとめです