ご機嫌のタネ

【不機嫌を治したい】ハラスメントになる前に自分でやれることは?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

先日、このタイトルにぴったりの出来事があったので、振り返りつつ「不機嫌との付き合い方」を私なりに考えてみました。

ついついイラっとしちゃうことは誰でもあると思います。

特に、身近な人や出来事に対しては感情をぶつけてしまうことも多いのではないでしょうか。

でも、イラっとしっぱなしは良くないですよね。

少し気持ちが落ち着いてきたら、自分と向き合って「不機嫌になった理由」を考えてみませんか。

夫に舌打ちをしてしまった!

まったくお恥ずかしいエピソードですが、先日、晩ごはんも終わり、就寝前のくつろぎタイムにやってしまいました。

夫にイラっとして、なんと無意識に舌打ちまでしてしまったのです!

その上「なんで!ちゃんと言ったのに!」と強めの口調で攻めてしまいました。

何があったの?

きっかけは、夫が履かなくなったランニングシューズをメルカリに出品したこと。

購入を検討されているお客さまから「シューズと箱が違っているのでは?」と問い合わせがきたのです!

私は夫に「シューズと箱は一致しているよね?」と聞くと、「うん」と返事が。

そこで、お客さまに「同じですよ」と返信をしたのですが・・・

その数秒後に「同じブランドの箱だよ!(出品した)シューズは違うけど」と悪気なく言ってきたんです!

その言葉に思わず舌打ち。

つまり、お客さまから見ると「欲しいシューズと同じブランドの箱だけど、この靴の箱じゃない」訳です。

まったくもう!!私は夫が購入した時の箱にシューズを入れてくれているとばかり思ってたのに!!

1.不機嫌の理由を振り返る

夫に舌打ちをするほどイラっとした理由を自分なりに振り返ってみました。

不機嫌になった理由4つ

①箱について、夫と同じ認識を共有できていなかった

②私にとっては想定外なことが起きた

③本意じゃないけど、誤った掲載をしていた

④返信直後でかなりタイミングが悪い

今となると、①②ができていれば、③④は防ぐことができたかもしれませんね。

出品前に箱と中身が一致しているかを自分でも確認すれば良かったな。

振り返りのメリットは何?

こうやって出来事や自分の感情、思考を整理できるのが、不機嫌を振り返るメリットです。

思いがけずイラっとしてしまった後は、ちゃんと振り返りをして理由を考えよう。

イラっとしっぱなしはダメだよね!

振り返りを重ねて、自分の地雷がどこにあるか分かれば、不機嫌克服への対応策も考えやすくなりますよ。

2.「フキハラ」の影響を知る

皆さんは「フキハラ」という言葉を聞いたことはありますか?

私は知らなかったのですが、なんと「不機嫌ハラスメント」の略だそうです。

確かに不機嫌って当人だけではなく、周りの人も不快にさせてしまいますよね。

そう、不機嫌の最大のデメリットは「不機嫌の伝播」です!

それだけじゃなくて「不機嫌の伝播」は、そのことで周囲の人を心理的に追い詰めてしまったり、萎縮させてしまったりする可能性があるとも。

特に自分に身近な存在の人ほど、そのような影響を受けやすいんだって。

仮に自分にそのつもりがなくても、周囲へ人の影響が大きいことは知っておいた方がいいよね。

「喜び」とかポジティブな感情も伝播するけど、ネガティブな感情の方が広がりやすいんだって

不機嫌になって八つ当たりをしたり、されたりと2次的な影響が生まれる場合もあるよね

あえて、周囲に不機嫌をばらまいて、悪い気を漂わせてる必要はないですよね。

3.自分の感情を受け入れることから始める!

ヨガ哲学では「客観的に自分を観察する」ことを大切にしています。

これはヨガをしている最中の自分の呼吸や体の動きはもちろん、日常生活でも自分の心や体の変化を観察しましょう、というもの。

今、何を感じているのか、どうしてそう考えるのか…と、自分を客観的に冷静に見つめることで、必ず自分自身の感情の動きを理解できるようになる、という教えです。

自分を客観的に冷静にみる練習としてヨガのポーズがあるんだって

つまり、まずは「私は今、機嫌が悪い」と自分で気づけるようになることが大事なんです。

そこから頭や気持ちを整理し、自分自身の感情や思考の傾向を少しずつ知ることができるのです。

もし、今はコントロールが難しくても、客観的に自分の感情や思考の傾向を知ることで、不機嫌との付き合いかたが今までとは違ってくるはずです。

翌朝、夫には謝ってスグに仲直りができました。どうやら「箱なら何でも大丈夫」と思っていたようです。

まとめ

イラっとしたら、自分と向き合うチャンスかもしれません。

不機嫌な自分を変えたい!!と思ったら次のことをしてみましょう。

・不機嫌な出来事を振り返って、自分の感情や思考を深掘り&整理する

・不機嫌のデメリットを認識しておく

・自分が何を考えているかを冷静に見つめることで、本当の原因や対処法が少し見えてくる

本気で不機嫌をなおしたい方にはこの本をオススメします

不機嫌になりがちな自分を克服するための習慣やアイテムがたくさん紹介されてるんだけど、どれも取り入れやすいものばかりだから、読むと「試しにやってみよう」と思わせるような本です。

現代をとりまく社会の閉塞感やSNSとの付き合い方まで網羅されてるのに、とっても読みやすいのがいいところです。


不機嫌は罪である (角川新書)

私が読んだ感想などは【書評】不機嫌は罪である 齋藤 孝 著でチェックもできますよ。