保冷剤ってたまりますよね。
デパ地下などでお惣菜やスイーツを買うともらえる。食品を傷めたくないので有難いのですが、気がつくと冷凍庫や冷蔵庫で散らばってる…なんてことはありませんか。
必要以上に持たなくてもいいのは分かってるのに、保管スペースさえあれば「なぜか取っておいてしまう」ものの代表格が保冷剤かもしれません。
もったいないから捨てられない心理がよ~く分かる私が、夏の終わりに保冷剤と向き合って出した結論、それは「使わない保冷剤はゴミと同じ」ということ。
この記事では、保冷剤を再利用するアイディアと適切な捨て方をご紹介しています。
厳選!保冷剤の再利用!簡単チャレンジ
不要な保冷剤をそのままゴミとして処分するのは簡単だけど、自分に無理のない範囲で再利用する方法はないかなぁ、と試してみることに!
検索してみると様々な再利用方法が出てきますが、王道の「芳香剤・消臭剤」に挑戦してみました!
保冷剤の再利用
★芳香剤★
<用意するもの>
高吸水性ポリマーの保冷剤
空き瓶など
アロマオイル
(あれば)カバーとなる網や布など
<注意>
高温多湿の環境では、手作り芳香剤、消臭剤にカビが発生する場合があります。
その時は、即処分しましょう。
ペットや小さなお子さんがいる場合は、置く場所などに配慮が必要です。
5分もしないで作ることができました!
作ってから1週間経ちましたが、ちゃんと香ってます
水分が蒸発して、だんだんとカサが減ってくるよ
まだ、あるよ!おすすめの再利用
昨今の状況を考えると、「簡易トイレの凝固剤」としての再利用もいいかもしれません。少し手間と時間はかかりますが「備えあれば患いなし」ですもんね。
保冷剤の再利用
★簡易トイレの凝固剤★
<用意するもの>
キッチンペーパーやコーヒーフィルター
塩(適量)
<作り方>
1.深めの容器にキッチンペーパーや紙のコーヒーフィルターを広げ、常温に戻した保冷剤の中身を出す
2.保冷剤に塩をふりかけ、スプーンなどで軽く混ぜて置いておく
3.水と高吸水性ポリマーが分離してきて、キッチンペーパーやコーヒーフィルターの上には保冷剤の原料となっている高吸水性ポリマーが残る
4.1日ほど乾燥させて出来上がり
高吸水性ポリマーで凝固剤を作る際の注意点3つはこちら↓
高吸水性ポリマーは乾燥させると、次に水分を吸うのに時間がかかるので、半乾燥くらいが使いやすいみたい
もし、長時間保管するなら、しっかり乾燥させてチャック付きビニル袋に保管しておくこともできます。
ただ、カビが生えたら、即処分してね!
高吸水性ポリマーを排水溝や水道に流すのはゼッタイにNGだよ!
ため込むとお金が来ない?!不要な保冷剤は処分する
「保冷剤をため込む家はお金が来ない」という話をご存知でしょうか。
事の真偽は分かりませんが、言わんとしている事は次の2つ↓
お片付けのプロによると「片付けとお金」はリンクしていて、冷凍庫の保冷剤の数はその家を象徴するアイテムのひとつだそう。
ちなみに象徴アイテムは「保冷剤とビニール傘」と記事では紹介されていて、まったく根拠がない話ではなさそうです。
信じるか信じないかはあなた次第ですが(笑)、不要な保冷剤をどう処分したらいいか、次のステップでご説明します!
保冷剤を何に使ってる?がスタートライン
処分するにあたり、あなたがどんな事に保冷剤を使っているか振り返ってみましょう。どのくらい残すかの参考になります。
ちなみに私はこんな事に使っています。
・調理後の粗熱取りに
ゆで卵、そうめんetc
・お弁当の保冷に
・食品の急冷に
ビールやワインなど
・からだメンテナンスに
暑さ対策、炎症鎮静など
夏は様々な場面で活躍したかもね!
でも、秋になったら手持ちの分を整理しよう
無頓着に持ってるは避けたいね!
必要な分は「数」か「量」で決める
私は引っ越しのタイミングで保冷剤の断捨離をして「小さなケースに入る分だけ」に数を減らしたのですが、1年経った現在、ケースに入りきらない保冷剤が冷凍庫にいくつもあります。
保冷剤は食品を購入したときにもらうので、無意識でいると増えていってしまいます。
毎年、夏が終わったら新旧を入れ替えつつ、不要な分は処分するといいかもしれませんね。
処分するにあたって、注意しなければならないことを次の章でまとめました。
保冷剤を処分する前に知っておきたいこと
必要以上に持っている保冷剤は「ゴミ」として処分をしたいところですが、その前に私たちが知っておいた方がいいことがあります。
それは保冷剤の環境への影響です。
そもそも中身は何でしょう。
現在は様々なタイプの保冷剤があるようですが、主流なものはこちら↓
▼保冷剤の中身は何?▼
99%ほど→水、
1%ほど→高吸水性ポリマー(*①)
(*①):水を固める性質があり、おむつなどに使われている
高吸水性ポリマーが使われているものが多いですが、他にも「水」が使われている保冷剤もあります。
保冷剤の適切な処分方法は?
多くの自治体で保冷剤は「燃えるごみ」に区分されているよう。
高吸水性ポリマーは紙おむつや生理用品、ペットシートなどで使われていますが、自然界では分解できないことから、焼却処理をしている自治体が多いのです。
ただ、ゴミとして運び込まれるものは「水分」を含んだ状態であるため、他のゴミより燃やすのにエネルギーが必要になると言われています。
処分する時は、お住まいの地域の分類を必ず確認してね!!
もし、いつのものか分からない程、古い保冷剤をお持ちの場合は要注意です。
現在は使用されていませんが、昔は「エチレングリコール」という毒性の強い成分が使われていて誤飲はもちろん、手につくだけでも良くないようです。
昔のもので、冷凍庫に入れても「固まらない」タイプの保冷剤はエチレングリコールが使われている可能性があるので注意しましょう。
この場合も「保冷剤」のごみ区分で処理して大丈夫みたいです
近年の日本では、固まらないタイプの保冷剤は「不凍液」というのが使われています。メーカーによって成分が違うものの、人体や環境に配慮された成分で作られているようです。
まとめ 保冷剤は再利用して捨てよう!
夏の間にたまった保冷剤の処分しようと思ったのが発端で、調べてみたら意外と奥深かい世界でした。
なんでもポイポイ捨てるより、私は再利用してから処分する事をお勧めしたいです!
・芳香剤や消臭剤
・簡易トイレの凝固剤
など、あなたのニーズに合わせてトライしてみませんか。
再利用では
・ペットや小さなお子さまの誤飲
・排水溝に流さない
・再利用後のカビ
に注意しましょう。
自分に無理のない範囲で【ゆる捨て活】+【エコ】を実践して、暮らしを整えていきませんか?